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城陽日和

2023.04.13

株式会社
木原測量設計事務所

☎0774-66-4327

城陽市寺田尺後1-27

[営]8:30~17:30

[休]土曜日・日曜日・祝日

若い社員を増員し、ドローンを始め、最新の機器を導入し、手法を学び実践しているそうだ。「早く、正確で、安全な測量が、遠隔地で可能になるのはそう遠くないと思います」と木原社長(右から2番目)

歴史的建造物、リゾート施設、上下水道整備、災害復旧など、私たちの暮らしを支えるものは「測量」から始まっている

 「最近は復原された平城宮跡大極門(奈良)をドローンなどを使って測量して、再現したんですよ」とスマートフォンに入った大極門の3DCGの画像を見せてくれた木原測量設計事務所の木原社長。
 柱から出た屋根の重さを垂木で受けるための「反り屋根」が50年後、100年後にどのような状態になるかを確認するために、完成した状態の情報を記録に残すそうです。
 同社では東福寺などの歴史的建造物のモデリングも行っていて、瓦一枚の形やデザインを正確に記録できるため、万一災害などで破損や消失した場合でも、正しく復原することができるのです。
 文化財等のモデリングは今後も増えると予想され、地上型レーザースキャナーと上空からドローンを使った測量を行える測量会社はまだ少ないため、同社への依頼は全国から寄せられています。
 ネスタリゾート神戸でグランピングエリアを造成するときの山中測量も行ったそうで、様々な依頼があるなか、木原社長がやりがいを感じているのが、下水道管交換のための測量です。マンホールから地下10㍍まで降りて直径1.5㍍の下水道管の暗い、暑い、悪臭の中で「酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者」の資格が必要な危険と隣り合わせの仕事ですが、自分たちが測量しなければ、快適な市民生活が送れないという使命感に駆られるそうです。
 木原測量設計事務所では、一緒に働く社員を募集中。経験、未経験を問わず、新しいことに挑戦したい方を求めています。詳細は同社のホームページまで。

平城宮跡歴史公園の平城宮跡大極門(南門)の点検に係る3Dトータルステーション・ドローン(UAV)を用いた測量の様子

JR東海道本線UAV横断測量(滋賀県野洲市)
下水道人孔調査(三重県松阪市)

 あらゆる測量や登記が行えるため、個人からの依頼も増えているとか。農地や宅地を測量して分割して法務局に登記することで、相続のトラブルの心配がなくなったと、生前贈与に関する測量が好評です。測量だけでなく、必要な書類作成や登記も行ってもらえるので、気軽に相談してくださいとのこと

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